逆上がりが出来ない

モットーは「誰も得しない」

「ライブバンド」の本気を見た

こんばんは。しょです。座右の銘は「まず寝ろ」です。睡眠大事

 

このブログでは、11/13に行われました

「 SIX LOUNGE TOUR 2022 "ジュネス"」

の7本目、旭川casino drive公演のレポをお届けしようと思います。

 

ツアー中なのでネタバレあるとは思います。って書こうとしたけど他公演とセトリが違いすぎて多分ネタバレの心配ないです。やばかった。

 

 

 

ほわんほわんほわん…

 

 

 

 

はじめに、自分は旭川という街に住んでいる。

 

東京より北では3番目の都市。と言えば聞こえがいい。

 

しかし、本州と地続きではなく、札幌からもまあまあ遠いのでツアーバンドがなかなか来ない。残念な都市。

 

 

しかしそんな街に、11月はたくさんのバンドが来てくれた。

 

HERO COMPLEXとさよならポエジーから始まり、04 limited sazabysとFOMARE、dustboxとSHADOWS、loco frankとfree kick。

 

そしてこのSIX LOUNGE。

 

はっきり言おう、自分はこのバンドを良く知らなかった。

 

聞いた事あるのは朝焼けプロムナード、夢みた君が大好きだ、メリールー。これくらい。

 

でも、せっかく旭川に来てくれるんだったら、その行動力を買ってライブに行こうとしていた。

 

しかしお金が無く、fc先行を流し、なんなら先行も流し、一般も3日くらい前まで買わなかった。

 

しかし、修学旅行のお小遣いの余り、と言う謎の財源を得、財布がとても潤った。

 

その流れで、ユウ(情熱たましいのブログ参照)がラウンジのチケットを売ってくれる事になり、そのままフッ軽で急遽参戦。

 

そしてその為に曲を聴き漁る。新譜がとにかくかっこいい。shineとNABやばい。そして過去曲も聴く。ピアシングやべえ。うおお。

 

 

みたいなことがあって、当日。雨が降ったり止んだりの不安定な天気。

 

箱に向かうまでの道で水溜りに何度も足を踏み入れ、靴の中が終わる。最悪だった。

 

先行物販でタオルを買い、近くの青果屋さんの軒下で待ち、いざ入場。

 

整番は70。だったのに3列目1番左まで行くことができた。めちゃ近い。興奮。

 

ドキドキしていると、SEのRaindrops Keep Fallin' On My Headが流れ出す。SE、もっと激しい曲だと思ってたからびっくり。始まる。

 

 

SEがぬるっと止み、一曲目の「New age blues」が始まる。

 

正直全てがバカらしいよな。この歌詞が本当に心に刺さる。本当にその通りだな、と思う。

 

ベースのリクさんがまじで楽しそうに弾いてる。ずっとうねうねしてて可愛い。

 

ドラムのシンタロウさんが場所的に見えない。悔しい。まあ後で見える場所に移動する。

 

ゆうもりさんの「あーさーひーかーわー!!」

と言う掛け声と共に、「僕を撃て」が始まる。

 

まじでライブの直前に聴いた曲。タイミングが良すぎる。

 

ここら辺で、足元マークを無視してめちゃ前に行ってる自分が居た。我慢できなかった。

 

そして曲が終わりそのまま「いつか照らしてくれるだろう」が始まる。

 

 

これでどうだー!!のところで何かが吹っ切れた。真左にスピーカーがあって耳が痛いけど関係なかった。最高だった。

 

新木場のライブ映像で初めて聴いた曲。かっこよかったなあ。

 

そしてMCへ。覚える為に集中する。

 

ゆうもり「大分からSIX LOUNGEよろしくお願いします!昨日札幌で今日こっちで、全く違うライブするんで。よろしくお願いします。」

 

じゃがじゃーん。

 

 

はやっ。MCすっくな。すごいな。音楽で全てを語ろうとしているな。かっけえ。

 

そこから、「天使のスーツケース」「shine」と続く。

 

shineが多分新譜で1番好き。未来に向かって開いてる感じがする。伝わらないな多分これ。shineって曲名が1番似合ってる。

 

 

そして「DO DO IN THE BOOM」「IN FIGHT」と続く。

 

 

「THE ROCK'N'ROLL」って感じがする流れ。かっこいい。痺れる。分かりやすい感想並べてみたけどまさに全部この通り。良すぎる。

 

曲が終わり、そのまま繋ぎへ。

 

ゆうもり「拳もいいけど体揺らしてこ。割とスペース空いてるしょ?広く使って!俺も踊ろ。」と言って始まる、「トゥ!トゥ!トゥ!」。

 

マイクがめっちゃ左に向いてた。リクさんのコーラスがめっちゃ聞こえた。フロアがめっちゃ揺れてた。最高な空間だった。

 

そして「ナイトタイマー」「LULU」へ。この日のハイライトその1。分かりやすく客のボルテージが上がってた。自分もめっちゃ前に行った。気づいたら最前の柵を握ってた。リクさんが目の前にいた。

 

照明がばっちばち。ベースがぶりっぶり。ライブハウスを感じてた。

 

そしてMC無しで時間が空き、「相合傘」へ。

 

相合傘が新譜で1番好き。あれさっきも言ったっけ。でも1番好き。

 

拳を上げずにとにかく聴いてた。良かった。

 

そのまま、「メリールー」へ。

 

新譜で再録された、ラウンジの代表曲。

 

インタビューの記事を見ると、レーベル移籍等の色んな節目を迎えてリリースする今作で再録してみるのはどうだ、という話が出て、再録に至ったらしい。

 

ねえ、私、大人になりたく無い。

 

今の自分にとても響く歌詞だった。

 

この曲はしばらく聴き続けるであろう。最高だった。

 

 

ゆーもり「めちゃくちゃ久々ですね旭川。ありがとうございます。」

 

お、MCだ。集中。

 

ゆーもり「旭川に住んでる人ってどれくらいいるんですか?(3割?くらい手を上げる)…わーすげえ。すげえとこに住んでますね。」

 

そうだよ。すげーとこだよ。

 

ゆーもり「大分に住んでて舐めんなよって感じだと思うんすけど。道でけえし。土地余ってるんすね…」

 

余ってるよ。なんもねえよ。

 

ゆーもり「俺らのライブで決まったことないから。気持ち良くなって帰ってください。ライブハウスってそんなもんです。ようこそ。」

 

と言い、新譜の「ドレミ・ゴー」へ。

 

don't let me goだっけ。意味わかった瞬間にうおおってなった。歌詞がとにかく響いてくるんだよな。相変わらずスピーカーの音がでかい。耳が痛い。気持ちいい。

 

 

曲の後半、なんか音が軽くなったのがわかった。

 

ん?なんか足りない?って思っていると、ステージ上がざわつき出す。

 

どうやら、バスドラムが破けたらしい。

 

すげえな、そこまで全力で叩いてたか。まあそうだろうな。こんなすげえライブで手抜いてるわけないもんな。

 

ゆーもりさんが穴の空いたバスドラムを持って前の方にやってくる。見せつけるかのように。

 

客席からおお…と声が漏れ、みんなで拍手する。

 

ゆーもり「何が出るかな…?」

 

と急に言い出し、某ライオンの番組のような感じでバスドラムの中をまさぐる。

 

ゆーもり「旭川でやらかした話ー」

 

客席から拍手が。

 

そして、やらかした話が始まる。

 

ゆーもり「フォーリミのツアーで前来た時、打ち上げなくて。ラウンジチーム、不完全燃焼で。まあ、よくわかんないけど夜の街っぽいから、じゃんけん勝った人にみんなでお金渡して、勝った1人だけが部屋に女の子呼べるっていうやつをやったんすよ。」 

 

ざっくりこんな感じ。何してんねん。

でもくそ楽しそう。

 

ゆーもり「で、イワオさんが勝ちまして。」

 

イワオさんが拳を挙げる。なんでやねん。

 

ゆーもり「で、女の子を呼びまして。僕らどうしても気になったんで、4人でリクの部屋にずっと耳当てて聞いてたんですよ。そしたらこいつカッコつけてずっと会話だけしてて。」

 

可愛い。女の子わざわざ呼んで会話だけ。かわいい。

 

りく「いやいや。ちゃんと延長戦もあったよ。しっかりすっきりしたよ。」

 

おお。聞いてはいたけどここまでど下ネタのMCするんだ。やっぱフォーリミと変わらんやん。そりゃツーマンする訳だ。

 

ゆーもり「その節はありがとう。」

 

りく「俺カッコつけてさ。ドラムセット部屋に持ってってさ。俺ドラムやってるんすよって言ったんよね。」

 

ゆーもり「おい笑笑笑笑その祟りや!これが!お前がドラマーぶったせいで!ドラムが拗ねて!」

 

たしかに。嘘は良くないね。神様も見てるんだね。だから破けたんだね。

 

ゆーもり「この状態で俺らがいいライブできたら、もっかいそれやろうと思うんで。なんなら客もみんなでデリヘル呼ぼ。楽しも!」

 

よく考えたらすげえ煽りだな。このまま「STARSHIP」に入るのだが、正直ずっとデリヘルの話が頭を回ってた。

 

かっけえな。予習してきてよかった。前で見てた知り合いがわかりやすくテンション上がってた。

 

ゆーもり「飛ばすぞー!!!!」

 

と言い、「スピード」のイントロが始まる。前に詰める。前の方はぎっちぎちに。すごかった。また気づいたら最前に。なんでやねん。

 

そして、「トラッシュ」「俺のロックンロール」へ。

 

俺のロックンロールの時に、演奏が止まり、客に歌えとでも言うかのようにマイクを向ける。

 

はっきり言おう。ほとんど歌えてなかった。なんなら自分も歌えなかった。ごめんなさい。

 

ゆうもりさん苦笑い。拍手だけが響く。後半の方数人声を大きくして歌ってたおかげでなんとか聴こえた。本当に反省してます。もっかいチャンス下さい。絶対歌います。

 

曲が終わり、ゆーもりさんが「メインボーカル紹介します。ドラムスしんたろう!」と叫び、「世界中が君を愛してるんだぜ」へ。べいびーぶぎー!!めちゃ前詰めまくって、また最前の柵に触る。

 

後ろの方から歓声が聴こえる。ぐっちゃぐちゃ。ライブバンド。かっけえ。このブログで何回かっけえって言ったかな。

 

曲が終わり、周りがみんな「やばい」しか言えなくなる病気にかかっていた。自分もかかっていた。お茶を飲み、再び立ち位置の場所へ。

 

ゆーもり「ライブハウス楽しいね。ずっとこれだけしたいけどみんな仕事あるもんね。まあ俺らは音楽やってればいいけどね。」

 

ライブハウスは楽しいんだよ。楽しいから通ってる。学校で辛いことがあっても、その日のために生きていられる。心の拠り所。

 

ゆーもり「もう…なんかいいんじゃないかと思うんですけどね。あの…なかなか時間かかってますけど。絶対俺は良くなると思ってるんで。でももうちょっとでしょ。今でさえこんな楽しいんだから終わったら死人出るかもね。」

 

流行り病の話だろう。まだコロナ禍じゃないライブを体験したことがない。早く体験したい。叫びたい。

 

そして「morning grow」へ。美しい。照明とゆーもりさんの高音がいい感じにマッチしてる。端に立っててよかったかもしれない。全体がよく見える。

 

曲が終わり、ゆーもりさんが「MIDNIGHT RADIO」の歌い出しを歌う。もうそろそろ終わるな、と心の中で少し感じた。少し切なかったけど、またライブに行けばいいな、と心に決める。

 

そして、YouTubeで聴いたことのあるイントロが聴こえる。

 

「ふたりでこのまま」。クアトロの映像が頭をよぎる。今は旭川で聴けている。すごいこと。

 

こんな歌詞をあんなロックンロール!!って感じの男の人が書いてるのがまたギャップ。

 

ゆーもり「さんきゅー旭川!!!」

 

と、ライブが締められる。メンバー全員が颯爽とはけていく。

 

すぐに始まるアンコールを求める拍手。早すぎる。テンポも速すぎる。どれだけ客がラウンジを求めているのかがよくわかった。

 

メンバーが出てくる。

 

ゆーもり「あーーー、楽しかったっすありがとうございます!!」

 

お客さんから「ビールは?」と聴こえてくる。飲ませようとすんな。いや見てみたかったけど。

 

「また来ますから絶対。ちょっと遠いけど。」

 

ちょっとどころじゃない。遠すぎる。でもまた来てくれると言ったからには来てほしい。何事もなく、平和に。

 

アンコール一曲目が鳴らされる。

 

お客さんが少し騒つく。

左で見てた知り合いが膝から崩れ落ちる。

 

 

「夢みた君が大好きだ」

 

 

自分が1番聴きたかった曲。まさかここで聴けるとは。正直少し諦めていた。からこそ嬉しかった。

 

本当に最初どこで聴いたか覚えていない。けど、この曲が確か初めて聴いた曲のはず。

 

ここで聴けたのが本当に嬉しかった。

 

「大好きな歌を俺、歌うよ」

 

ぶち上がった。ああ、最高すぎる。終わらなければいいのに。

 

曲が終わり、ゆーもりさんが「今日日曜だよね。明日から仕事!今日この瞬間ぶっ飛ばそう!!SWEET LITTLE SISTER」!

 

と叫び、アンコール2曲目が始まる。

 

ばいばい!!もちゃんとした。

 

本当にバイバイなんだな、って思ったらやっぱり、やっぱり切なくなる。

 

ゆーもりさんが「さんきゅー旭川!!」と叫び、ライブが終わる。

 

指笛、拍手、色々聴こえてきた。

 

ドラムスティックを投げるしんたろうさん。しかし、天井に跳ね返り、ステージに戻る。

 

まあなんか色々ハプニングあったけど、良いライブだった。

 

 

NEW AGE BLUES

僕を撃て

いつか照らしてくれるだろう

天使のスーツケース

shine

DO DO IN THE BOOM BOOM

IN FIGHT

トゥ!トゥ!トゥ!

ナイトタイマー

LULU

相合傘

メリールー

ドレミ・ゴー

STARSHIP

スピード

トラッシュ

俺のロックンロール

世界中が君を愛してるんだぜ

morning grow

MIDNIGHT RADIO

ふたりでこのまま

 

en.

夢みた君が大好きだ

SWEET LITTLE SISTER

 

 

 

電気が点き、曲が流れ出し、客が帰り出す。

 

しかし、まだ拍手をやめなかった。

 

わんもあー!!と飛び交う声。

 

まだ人がいる。ハルカミライを思い出した。あの時は結局アンコールは無かった。

 

でも拍手を続けてみる。楽しかったから。帰りたく無かったから。まだ見たかったから。

 

すると、メンバーが再び出てきた。

 

歓声では無い、奇声のような声。お客さんが前に詰めて来る。人の圧で最前の柵が押される。こんなの初めて。

 

そしてメンバーが演奏を始めたのは「ピアシング」。

 

とにかくぐっちゃになった。ずっと奇声が後ろから聞こえてきてた。自分が見たことのない、いつかの規制がなかったライブハウスのようだった。

 

ギターのハウリングとベースの雑音を残したまま、メンバーがはける。

 

スタッフがそれを止めた瞬間、拍手と歓声が。

 

びっくりした。最高だった。

 

 

Wen.ピアシング

 

 

一回だけだったけど、ダブルアンコールがあったのは旭川が初めて、なのかな?

 

メンバーも楽しいと思ってくれたのだろう。いいライブだった。

 

 

 

 

 

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絶対にまた行く。最強で最高。

 

ライブバンド、の本気を見た。

 

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